「毎晩叫ぶように鳴いていて寝不足が続いている…」
「夜鳴きがずっと続くのかな…」
「何が原因なのかわからない..」
急に毎晩糸が切れたように泣き続ける猫に不安をもっている飼い主さんも多いのではないでしょうか。
実は、我が家も何度も夜鳴きを経験して、猫も筆者自身も辛い思いをしました。
老猫の夜鳴きに対策や解消法はあるのでしょうか?
他の飼い主さんたちは老猫の夜鳴きにどうしているのでしょうか?
今回は老猫の夜鳴きを解消する方法や夜鳴きが起こる病気、効果のあるサプリを紹介します。
タップできる目次
老猫の夜鳴きの原因
老猫の夜鳴きは多い
獣医師さんによると子猫や成猫よりも老猫の方が夜鳴きが多いそうです。
子猫は成猫が夜鳴きをするのは患者の1割という獣医師さんが多いですが、
老猫になると半分以上の獣医師さんが2~9割以上増えると答えています。
老猫の夜鳴きが増えるのはなぜ?
- 不安や寂しさでかまって欲しい
- 認知症や痴呆症が原因
- 老化による不安感
猫は7歳から高齢と言われていますが、
10歳以上の老猫は、聴力や視力が急激に老化していき不安感から夜泣きをしてしまうことが多いんです。
例えば、白内障で目が見えにくくなったり、老化で耳が聞こえづらくなると不安を感じやすくなって夜鳴きをします。
特に認知症・痴呆症にかかっている猫は夜泣きをしやすく、大声唸るように鳴くため近所迷惑になることも…
病気の場合は早期の治療が必要になります。
まずは猫が落ち着ける環境をつくってあげて、
病気の可能性があると感じたらすぐに動物病院に連れて行ってください。
夜鳴きで考えられる病気
病気が原因で夜鳴きをしてしまう場合に考えられる病気をまとめました。
この病気が全てではありませんので、少しでも愛猫の行動に違和感を覚えたら動物病院へいきましょう。
甲状腺機能亢進症
「甲状腺機能亢進症」は、夜に限らず猫が過度に鳴いてしまう疾患の代表的です。
甲状腺機能亢進症とは、首の甲状腺から、過剰に甲状腺ホルモンが分泌されることによって体に支障をきたす病気です。
10歳以上の老猫のうち10%以上はこの病気を持っているという調査報告もあります。
認知症・痴呆症
認知症や痴呆症の症状には、このような症状があります。
- うろうろ歩き回る徘徊
- 排尿や排便の粗相
- フードを認識するのに時間がかかる
- 夜鳴き
猫の認知症の治療法は確立されていません。
しかし、抗酸化作用のあるサプリメントや薬剤などで進行を遅らせるなど多少の効果があるかもしれません。
もし愛猫が深夜に一点を見つめながら鳴き続けていたら、認知症や痴呆症の疑いがあります。
早めに動物病院を受診しましょう。
腎不全
高血圧に伴って頭痛や夜鳴きをしてしまいます。
慢性的な場合、症状が現れにくく少しずつ進行するので、気づいたときは重症化している場合も多い病気です。
多飲多尿の場合は腎不全の可能性があります。
老猫に多い病気なので飼い主さんが普段から様子を気にしてあげてください。
参照:
アクサダイレクト
脳腫瘍
脳腫瘍ができていた場合、部分発作や発作前後の症状として夜鳴きをしてしまう場合があります。
老猫の夜鳴きを解消するには
老猫の夜鳴きは、不安や寂しさから来るものが多いです。
不安や寂しさを取り除いたり、夜鳴きを解消する方法をまとめました。
積極的なコミュニケーションが効果的
今まで以上にしっかりとコミュニケーションをとって安心させてあげましょう。
- 無理のない範囲で一緒に遊ぶ
- 体を優しくなでたり話しかける
コミュニケーションを取ることで、
老猫の不安を和らげたり、夜に休むというリズムをつくることができます。
“いつもそばにいるから安心してね”と飼い主さんが愛猫に伝えてあげてください。
老猫、ウザがられるくらい撫で撫でこねくり回して、寝る直前まで好き好き可愛い可愛い愛してる愛してるチュッチュしてから電気つけたまま寝たら夜鳴きしなくなった。よかった!洗い物残ってたり部屋がどえらい散らかってるのなんて見えないことにします。
— 白井根子 (@necogtr) June 17, 2020
ストレスのない落ち着ける環境をつくってあげる
- 音がうるさい
- 人がよく通るところにベッドがある
- 気温が寒すぎたり暑すぎる(20~28度)
なるべく老後をゆっくり過ごせるように飼い主さんが工夫してあげてください。
ちなみに、寝るときに暖かい毛布や湯たんぽをベッドに置いてあげるのも効果的です。
ホルモン製剤やサプリを使ってみる
夜鳴きの原因でもある不安や寂しさを軽減させるための猫用サプリも通販で売っています。
代表的なのは「ジルケーン」というミルクからできたサプリです。
他にも、猫の安心ホルモンをだすホルモン製剤「フェリエイ」が有名です。
体に悪影響を及ぼすものではないので
こういうものを試してもいいかもしれません。
老猫の夜鳴きで絶対にしてはいけないこと
怒鳴る&叩くは絶対にダメ
老猫が夜鳴きをしてうるさいからといって、大声で怒鳴ったり、叩いてしつけるような行為は絶対にしてはいけません。
怒鳴られたり叩かれた恐怖から、さらにストレスや不安を抱え込んでしまう恐れもあります。
絶対にやめましょう。
色々試してもダメなら、サプリを使ってみる
まずコミュニケーションからの改善を試してみて、それでもだめだったら薬の前にサプリを検討してみてください。
お薬だとどうしても副作用などが懸念されます。
私がサプリやホルモン製剤をおすすめするのは、その副作用がないからです。
もちろん、サプリでも体に悪いものが入っている粗悪品の場合もあるので安かったりしてもまずは原材料をチェックしてください。
老猫の夜鳴き対策|おすすめのサプリ
ジルケーン
「ジルケーン」は、環境の変化や留守番に対応するための犬猫用健康補助食品です。
ミルクに含まれるタンパク質カゼインをトリプシン加水分解したα-カソゼビンを主成分としたミルク由来のサプリで、不安行動や恐怖状態のストレスを緩和する効果が期待できます。
人でもストレス緩和や睡眠の質の改善に効果があるとされています。
ジルケーンの口コミ・評判
良い口コミ
ゆうべは夜鳴きあんまりしなかった…!ジルケーンとなでなでの相乗効果かな!?
— NekoNoola (@NekoNoola) April 12, 2020
ジルケーンというサプリメント、効きますね。別に回し者ではありません。イライラしてる唸るなど様子がおかしいので主治医に相談。最初は1日1錠から様子見。唸りはおさまったけれど分離不安と夜鳴きが酷く、1日2錠にしてちょうど1週間。不安そうな瞳、落ち着きのなさ、夜鳴きがおさまりました。
— 浮橋 (@_ukihasi) August 6, 2017
悪い口コミ
唸りながらだけど、とりあえず目の前でご飯食べてくれた
白い粉はジルケーン。
効かない… pic.twitter.com/VsPDN9B1MF— てんきち (@erika_torao_ten) February 19, 2018
良い口コミと悪い口コミをまとめましたが、効く子と効かない子で個体差があるみたいです。
ジルケーンに関わらず相性がありますからね。
早めの対処を進めてみてください
老猫の夜鳴きの声はものすごい音量で、飼い主さんも眠れない夜が多いでしょう。
愛猫のためにも飼い主さんのためにも、早めに対処をしてみてください。
悩んだ時は動物病院の先生を頼ってください。その子にあった解決方法を教えてくれるはずです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
少しでも夜鳴きで悩んでいる飼い主さんに参考になれば嬉しいです。
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