猫によって趣向は違うから食べて欲しくても食べてくれないことなんてザラで困っちゃいますよね。
猫ちゃんの好み×飼い主さんの食べて欲しいご飯は必ずしも一致しません。
グレインフリーの大粒キャットフードってなかなか見つからないですよね。
今回は猫の嗜好に合わせたグレインフリーの大粒キャットフードを紹介します。
グレインフリーや大粒フードについても詳しく書いていきます。
タップできる目次
グレインフリーとは
グレインフリーは「穀物不使用」を意味します。
キャットフードに含まれる穀物は主に「イネ科穀物」です。
その中でも代表的なのは、小麦とトウモロコシです。
グレインフリーといっても穀物は入っている
グレインフリーといったら完全に穀物不使用と思いますが、
キャットフードでは、全く穀物を使っていないという訳ではなくイネ科の穀物を他の穀物・穀類に置き換えたフードなんです。
猫の活動にも炭水化物はもちろん欠かせません。
だから、グレインフリーのフードでは小麦やトウモロコシの代わりにイモ類のサツマイモやジャガイモ、マメ類のエンドウ豆が代用されています。
言い直せば、米、小麦やトウモロコシが入っていなければグレインフリーです。
ちなみに、穀類は炭水化物を摂取する役割に加えて、ドライフードのつなぎとして形状を保つ働きもしています。
グレインフリーのキャットフードが出てきた背景
グレインフリーは1995年に日本の企業が開発して、そこから徐々に広がっていきました。
穀物不使用のフードが求められるようになった背景は、次の3つだと言われています。
- 猫は炭水化物の消化が苦手
元々肉食動物だったので、炭水化物を摂取するのが苦手 - 血糖値の上昇を抑える
肥満や糖尿病の予防 - 食物アレルギーの低減・排除
皮膚疾患・下痢などのアレルギーの発症
①猫は炭水化物の消化が苦手
穀物に含まれるデンプンは炭水化物の1つで大切なエネルギー源です。
デンプンは栄養として利用するには、消化酵素でブドウ糖に分解しなければなりません。
人がデンプンを分解する場合は、まずは唾液中のアミラーゼという酵素で消化しますが、猫には唾液アミラーゼがありません。
口の中でデンプンを消化できないため、腸の膵アミラーゼという酵素ではじめてブドウ糖に分解できます。
そのため人に比べると猫はあまりデンプンの利用が得意じゃないんです。
②血糖値の上昇を抑える
出典:ハウンドカム
イネ科の穀物の炭水化物の含有量は
- トウモロコシ、米、小麦:約75%
- サツマイモ、エンドウ豆:約30%以下
サツマイモやえんどう豆の方が炭水化物が少ないんです。
イネ科の穀物はGI値が高い
GI値という指標があって、食べたあと体内でブドウ糖に変わって血糖値が上昇するスピードを数値で表した指標です。
一般的にGI値が70以上が「高GI食品」、55以下のものが「低GI食品」になります。
トウモロコシや米は高GI食品ですが、サツマイモやエンドウ豆は低GI食品に含まれます。
GI値が高いと一気に血糖値が上昇して、正常値に戻るために体に負担がかかり、日常化すると肥満や糖尿病の原因となります。
逆にGI値が低ければ食後の血糖値はゆっくりと上昇していきます。
③食物アレルギーの低減・排除
猫のうち食物アレルギーの発症率は6%ほどなのでそこまで過敏になる必要はありません。
猫の食物アレルギーの中で多いのは、タンパク質と言われています。
そのなかでも特に肉が多いそうです。
すでに小麦にアレルギーを持っている子にはグレインフリーをお勧めできます。
ですが、アレルギー予防のためにグレインフリーを食べさせることは全体のパーセントを見てもそこまで高い効果は出ないかもしれません。
グレインフリーのメリットとデメリット
・猫が苦手な炭水化物の摂取量が少ない
・血糖値の上昇を抑えることで肥満や糖尿病の予防
・イネ科の食物アレルギーの低減・排除
・無添加のものが多い
・原材料の明確さ
・市販のキャットフードより値段が高め
・アレルギーは抑制できても確率的に少ない
よくアレルギー予防でグレインフリーのキャットフードの話題は出ますが、
実際に食物アレルギーになる可能性が低いため、それほど高い予防効果は見込めないと考えられます。
それよりもグレインフリーのメリットは「血糖値や肥満予防」「無添加」「原材料の明確さ」にあると考えられます。
値段が高い理由でもありますが、添加物を使用しないで原材料も高いからこそしっかり明記されている安心感があります。
安いキャットフードでは、心配になるような着色料や添加物が入っている場合が多いですからね。
家族である愛猫が口に入れるものだからこそ、安全なものをあげたいですね。
グレインフリーがおすすめの猫
グレインフリーがおすすめな猫は
- イネ科に食物アレルギーがある
- 肥満が心配
- 添加物が入ったフードをあげたくない
そんな猫におすすめです。
③は飼い主さん目線にはなりますが、知らないと危険な添加物がキャットフードに入っていることはまちまちなんです。
例えば、カOカンにも奇形など遺伝子に影響する添加物が入っていました。
筆者自身もともとカルカンをあげていてお腹を壊したタイミングでやめたのですが、もし添加物についてあの時ちゃんと知っていれば絶対にあげませんでした。
下の記事に添加物について詳しく書かせて頂きました。
それでは次におすすめのグレインフリーの大粒キャットフードを紹介します。
【1cm以上】グレインフリーの大粒キャットフード
2. 「ジャガー キャットフード」
出典:ジャガー
価格 | 4.280円(税抜) |
内容量 | 1.5kg |
粒サイズ | 約12mm |
味 | チキン/鴨/サーモン |
※添加物不使用
「ジャガー」は動物タンパク質を中心としたグレインフリーのキャットフードです。
動物タンパク質は猫の食いつきが良く、フードのタンパク質は40%も入っています。
格安フードには、たくさん入っている穀物を一切使用していません。
グレインフリーとは、穀物(小麦、とうもろこし、米などの穀物全般)を完全不使用という意味で、肉食動物である犬や猫は脂質とたんぱく質からエネルギーを摂取するため、穀物は消化しにくく腸に負担をかけてしまいます。
引用:POM CAT
フードは、12mmの大粒サイズで噛みやすいドーナツ型の形。
とても大粒ではありませんが、噛みやすい構造なのがおすすめポイントです。
3. 「レガリエ」
出典:レガリエ
価格 | 5.480円(税抜) |
内容量 | 1.5kg(750g×2) |
粒サイズ | 不揃い(20mmも) |
味 | チキン/ビーフ/魚など |
人が食べれるの無添加の国産キャットフード。
生肉を中心としていて、1つ1つの原材料の明記されています。
出典:レガリエ
80°~90°の低音加熱で作っているため、素材本来の栄養や美味しさが損なわれないようになっています。
そのため粒は手作りのように形が不揃いで、粒の大きさはバラバラで20mmぐらいの大粒まで入っています。
レガリエは特徴として、食いつきをあげるオイルコーティングがされていません。
多くのフードはオイルコーティングされてベタベタして人工的な匂いがしますが、レガリエはベタつかず自然な香りがします。
健康重視しているフードであることや原材料へのこだわりがおすすめです◎
\お試し500円実施中/
最後に
今回はグレインフリーについて詳しく紹介させて頂きました。
猫の健康のために、美味しくて身体にいいご飯を選びましょう。
プレミアムキャットフードはお試しも実施しているので、食いつきや反応を見るためにも上手く使ってみてください。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
猫ちゃんのご飯選びの参考になれば嬉しいです。
コメントを残す