猫が口内炎かも?症状や原因、治療方法、自宅での緩和ケア、おすすめサプリについて

もともと野良猫だった子やシニアの子がなりやすいという口内炎。

人間でもできるととても痛い口内炎ですが、猫の方が重症化しやすいんです。

猫の場合の口内炎は短期間で治らずに、口内炎がたくさんできたり大きく腫れ上がったりもします。

人のように軽いものだと考えてはいけません。

口内炎になってご飯が食べられなくなったり、痛がっている様子は本当に可哀想です…

愛猫が口内炎になって体調不良や体重減少を心配している飼い主さんも多いと思います。

 

「愛猫が口内炎になったかも?」と疑っている飼い主さんには、猫の口内炎の症状や原因をお伝えしていきます。

すでに愛猫に口内炎ができてしまい、なかなか症状がよくならずに家庭でもできることを探している飼い主さんに、家庭での緩和方法や、飼い主さんの口コミから本当に効果のあるサプリメントを紹介をしてます。

猫の口内炎は、歯肉や口の中の粘膜部分において炎症や潰瘍を起こしてしまう病気です。

部分的に発症することも、広範囲に口内炎ができてしまうこともあります。

口内炎は激しい痛みを伴い、重度になると歯肉や粘膜からの出血を起こして、食事や水を飲むことが難しくなります。

また、猫の口内炎の中には投薬を止めると繰り返し再発してしまう、難治性の場合もあります。

人とは違い、猫の口内炎は重症化しやすいため栄養を取ればすぐ治るようなものではありません。

少しでも口内炎を疑いがあったら早めの受診や対策、その後の予防やケアが大切になります。

 

猫の口内炎の症状

口内炎にはこのような症状がでます。

口内炎の症状
  • よだれが出る
  • 口内の潰瘍
  • 出血する
  • 毛づくろいができない
  • 毛艶が悪い
  • 口臭・体臭が強くなる
  • やわらかい食事を好む
  • 食欲不振

重度の口内炎かかると、出血を引き起こし、口内が強く痛むため食欲がなくなってしまいます。

舌を使う際にも痛みを感じるため、毛繕いが難しく毛艶が悪くなることもあります。

口内炎になると症状だけではなく、痛みや違和感から猫の行動も変わります。

参照:関内どうぶつクリニック

 

口内炎ができた猫の行動の変化

  • うまくごはんが食べられなくて、ぽろぽろお皿からこぼしてしまう。
  • 口を触ったり気にしている
  • 口周辺を触られることを嫌がる
  • ご飯を食べなくなる、食べてもすぐやめる

 

口内炎になりやすい猫の種類

  • ペルシャ
  • ソマリ
  • アメリカン・ショートヘア
  • シャム
  • アビシニアン

中高齢の猫(4~7歳)が口内炎を発症しやすい傾向にありますが、若い猫でも口内炎を発症します。

好発猫種はこの5種類だと報告されています。

参照:関内どうぶつクリニック

 

口内炎になる主な原因3つ

猫が口内炎にかかる時いろいろな原因が考えられますが、別の病気が原因となって発症することも多いと言われています。

①キズなどの怪我

  • 歯石による刺激
  • 火傷や誤飲
  • 何かを噛んで口の中に怪我ができた

口の中を怪我をして起こる場合。

 

②口内の衛生状態が悪い

歯ブラシをしていないなど口の中が衛生的ではないことによる場合。

 

③何らかの病気

  • 猫エイズ発症による免疫不全
  • 腎臓病による血中尿毒素の上昇
  • 糖尿病による血管炎

病気によって併発して口内炎にかかってしまう場合。

 

口内炎の治療法

口内炎の治療は大きく分けて2つの方法があります。

  1. 内科的な治療:薬物療法を行う
  2. 外科的な治療:抜歯

 

口内炎の内科的な治療について

口内炎は通常治療では基本的に完治しません。

抗生物質、鎮痛薬、抗炎症薬、インターフェロン、ラクトフェリンなどの薬やサプリメントを使用して長期間かけて治療していきます。

 

口内炎の外科的な治療について

口内炎に対してもっとも効果的な治療法が「抜歯」です。

抜歯には全臼歯抜歯、全顎抜歯の2種類があり、

全臼歯抜歯は、臼歯のみを抜歯する事で、全顎抜歯は歯を全て抜くことを言います。

その治療率は全臼歯抜歯は60%、全顎抜歯は90%と報告されています。

 

自宅でできる口内炎の予防やケア

口内炎の原因には、病気以外にも口内環境や栄養不足、原因不明のものまで様々な理由が考えられます。

特に中高齢の子や体の弱い猫がなりやすいため、口内炎の原因となっている根本的な治療や、歯周病の対策、栄養不足にならないような食事の見直しを中心に、

サプリメントなどでさらに予防とケアしていくようにしましょう。

 

生のはちみつ

軽度の口内炎には、抗菌作用があるはちみつやより殺菌パワーのあるはちみつを舐めさせることで症状改善のサポートが期待できます。

はちみつには沢山の栄養が含まれていて口内炎に効果的なビタミンB2も多く含んでいます。

1日に1,2回程度小ぶりのティスプーンにうっすらつけてペロッと舐めさせるだけでも良いでしょう。

人にも危惧されているように、はちみつの中にはボツリヌス菌が含まれる場合があります。

日本のはちみつの約5.3%(厚生労働省の調べ)にボツリヌス菌の芽胞が含まれていて、仔猫だとボツリヌス症を発症し、最悪の場合死に至ることもあります。

仔猫の場合はハチミツを避けるようにしましょう。

マヌカハニーはさらに効果が期待できる

マヌカハニーは、ニュージーランドにのみに生息するマヌカの木から採取されるはちみつを言います。

一般的なはちみつには無い特別な殺菌抗菌作用があることで知られていて、人間でも口内炎にも効果があると言われています。

普通のはちみつよりも値段は高めですが、その分効果も期待できます。

 

口内を清潔にする

歯ブラシは口内炎や歯周病にならないように、予防として大切ですが、口内炎が発症した猫には、痛くて嫌がるので、歯ブラシをすることは難しいでしょう。

人でも口内炎の時は歯ブラシをすごく気をつけるぐらい痛いですからね…

 

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歯磨きの代わりに

ネットで話題となったのが“猫の口内炎に効く”と噂になった「きえ~る」がおすすめです。

我が家でも口臭予防と口内炎予防で飲み水に混ぜています。

「きえ〜る」は口にも入れて大丈夫な消臭液です。

乳酸菌や酵母菌が入っていて、善玉菌の力で悪臭発生菌を腸内で減らしてくれます。

口内炎改善にあげている飼い主さんが多いです。

 

サプリメントをとる

腸内細菌と同じですが、善玉菌が増えることで悪玉菌が減り、免疫力の向上や口腔内のトラブルを減らすことが期待できます。

腸内環境が改善されて口内炎が改善されることも多く、まだ試したことがない飼い主さんには是非試していただきたい方法です。

腸内環境を整える最近には乳酸菌などがあり、一部の乳酸菌には積極的に歯周病菌を減らす作用があるとの研究もあります。

ですので、お口のケア用の乳酸菌を毎日口内にキープすれば、歯周病菌などの口内細菌による口内炎は改善するはずです。

 

実際に口内炎に効果があると口コミが多いサプリだけを紹介します。

 

口腔内善玉菌を配合|デンタルバイオ

プロバイオティクスとラクトフェリンを配合した口腔内の健康維持をサポートするサプリです。

口内炎の猫にあげている飼い主さんが多く実際に効果も出ているためおすすめです。

チキン味のタブレットタイプで1日1粒です。

 

お口専門の善玉菌配合|プロバイオデンタルペット

「プロバイオデンタルペット」は、デンタルバイオと同じように口にフォーカスした口内環境を整える善玉菌が配合されたサプリです。

本来口の中にいる菌をフリーズドライにしているため、お口の中で最も効果を発揮します。

粉末タイプなのでお口がすでに痛い子でもウェットフードにかけたりしてあげられます。

 

口につけるジェルタイプ|LACTTEUS

口に塗るタイプの猫の歯周病予防・免疫力維持のサプリメントです。

お口の中に塗るだけで、唾液の分泌を促進、ラクトフェリンによる殺菌効果、抗菌相効果があります。

そのため口臭・歯周病予防、口内炎、歯垢歯石の沈着を防ぐ効果があります。

 

最後に

今回は猫の口内炎の症状〜治療まで、自宅でできる口内炎のケアやサプリについて紹介しました。

少しでも悩んでいる飼い主さんに参考になったら嬉しいです。

猫ちゃんの口内炎が早く良くなることを祈っています。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

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