猫に猫草は絶対に必要なのでしょうか?
飼い主さんでもあげている方やあげていない方で別れていますが、
実際に猫草の効果や栄養、適量を知っている方は少ないのではないでしょうか。
今回は猫草の効果など猫草について詳しく書いて行きます。
タップできる目次
猫草とは
「猫草」は”猫が好む草の総称”を意味します。
猫草という名前の草があるわけではないんですね。
猫が好む草には、イネ科の若葉やレモングラス、エノコログサ、メヒシバ、キャットニップ、セイタカアワダチソウ、ハルジオンなど色々種類があります。
よくホームセンターなどで売っているのはオーツ・カラスムギなどらしいです。
猫草は必要なの?
猫草は猫によっても好みがあって好きな子も食べない子もいます。
結論からいうと特に食べないからといって健康を害することはありません。
健康に影響はありませんが、猫は嗜好品で味や食感が好きで食べていることもありますが
猫草を食べて体調を整えることもあるんです。
猫が猫草を食べる目的:猫草の効果は?
猫草を食べる目的はまだ解明されておらず諸説ありますが、主にこの4つだと言われています。
- 胃を刺激して毛玉を吐きやすくするため
- 食物繊維をとって便秘を予防するため
- 足りない栄養素を補う
- 味や触感を楽しむため(嗜好品)
④以外は猫の健康に関わるので、飼い主さんも気になりますよね。
実際に効果があるのか詳しくみて行きます。
①胃を刺激して毛玉を吐きやすくするため
市販の猫草は主にイネ科の植物です。
イネ科の植物は葉先が鋭く尖っていることから、葉っぱが猫の胃の壁をチクチクと刺激して嘔吐を促すため毛玉を吐きやすくなるそうです。
しかし、猫が毛玉を吐く効果には個体差があり、
- 猫草を食べても吐かない子
- 猫草が消化されずに便と一緒に出てくる子
- 全く食べない子
猫によって反応はそれぞれです。
食べなくても大丈夫ば子はもちろんいるので、愛猫の様子を見て必要そうだったら使ってあげてください。
②食物繊維をとって便秘を予防するため
猫は肉食であったり、水をあまり飲まないことから便秘になりやすいと言われています。
猫草で食物繊維を摂取して、便通を促しているという説がありますが、
猫は植物をそのまま食べても消化・吸収できる腸を持っていないため
猫草で食物繊維は摂取することは難しいと言われています。
結論、猫によっては効果があるかもしれないというレベルの話になります。
猫草を食べて毛玉を吐き出すことで腸に毛玉が詰まることを防げる可能性もあるため、間接的には便秘にも効果があるのかもしれません…
参照:アクサダイレクト
③足りない栄養素を補う
イネ科の猫草にはビタミンや葉酸などの栄養が豊富に含まれており、栄養補給のために食べていると言う説がありますが、
歯が尖っているため猫草を歯ですりつぶすことができません。
それに猫の尖った歯ではすりつぶすこともできないため、せっかく食べても猫草もそのままの形でウンチなってしまいます。
猫草の栄養素は猫の体には消化吸収されないのではと考えられます。
現代の飼い猫は栄養たっぷり総合栄養食のキャットフードを与えられているため、ビタミン不足も問題ないんです。
猫草の効果まとめ
目的 | 効果 |
味や触感を楽しむため(嗜好品) | ◎ |
胃を刺激して毛玉を吐きやすくするため | ○ |
食物繊維をとって便秘を予防するため | △ |
足りない栄養素を補う | × |
実際は、栄養や便秘の効果を猫草に期待するのは難しいことがわかります。
猫草をあげるときはご褒美アイテムとしてあげることがいいんじゃないかと思います。
もし観葉植物を噛んでしまうなら代わりに猫草を置くことも効果的です。
是非、嗜好品として猫ちゃんにあげてみてください◎
猫草の疑問まとめ
猫草についての疑問をまとめてみました。
猫草はいつからあげても大丈夫?
消化しきれず嘔吐や下痢になる場合があるため、1才を過ぎていない子猫には与えてはいけません。
大人になってからあげてください。
猫草の適量は?
与える回数が多いと嘔吐が増えて体調が悪くなる場合もあります。
1日数本ぐらいにしてください。
あげていいのは若葉だけ
市販の猫草は、柔らかい若葉が多いですが
成長しするぎると硬くなってしまい内臓を傷つけるおそれがあります。
猫草を与える際は若葉だけにしましょう。
おすすめの猫草
猫草は初めから生えているタイプと自分で育てるタイプがあります。
2つのタイプに分けて紹介します。
初めから生えているタイプ
農場直送の猫草です。
Amazonでは口コミもよく国産の燕麦を薬剤処理をせずに栽培しているため安全です。
古紙製の鉢と燃やせる土で作られているため、使用後に燃えるごみとして処分できるので楽チンです◎
自分で育てるタイプ
有田焼の磁器容器がセットになっているので、食べやすくインテリアにも合います◎
容器の中に入れる鉢は袋になっているので織り込んでそのまま燃えるごみとして処分できます。
最後に
今回は猫草について意外と知らないアレコレをまとめてみました。
試しにあげてみてもいいかもしれませんね♩
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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