気が付いたうちの子も7歳。
高齢猫の食事はどのようなものがいいんでしょうか?
今までとあんまり変わらない姿をみているとこのまま成猫用でもいいんじゃないかと思ってしまいます。
しかし、着々と老いは迫ってきています。
愛猫に長く健康に生きてもらうために、今回は高齢猫の食事について書きます。
タップできる目次
猫のライフステージに合わせた食事を
表からもわかるように、同じメーカーの同じキャットフードでもライフステージによって栄養やカロリーも違います。
猫の主食となるキャットフードにはパッケージを見ると必ずライフステージについて書いてありますよね。
- 子猫用
- 1歳以上
- 7歳以上
- 11歳以上
ヒトもそうですが、猫も年齢によって必要な栄養も変わってきます。
なるべく年齢に合わせた食事をえらんであげてください。
フードの切り替えに”手遅れ”はない
7歳から高齢猫と言われていますが
猫は見た目も変わりづらいため、7〜8歳がシニアと考えている飼い主さんも少ないはずです。
実際に10歳を超えても成猫用のキャットフードをあげている飼い主さんもいます。
高齢猫用のフードは“加齢の影響をなるべく抑えて長く猫の健康を維持する”ことを目的として作られています。
もし、10歳以上の猫に成猫用をあげているのなら今からでも遅くはありません。
10歳以上から始めればいいんです。
ヒトも何歳になってからでも食生活の改善はできますし、変えたところから体質改善が始まります。
そもそもシニア用フードって?
猫も人と同じように、歳をとって運動量が少なくなってくると必要なエネルギー量も減っていきます。
しかし、必要なエネルギーは減っても消化吸収能力や代謝機能、免疫は低下していくため
補ったほうが良い栄養素は増えていきます。
シニア用キャットフードはライフステージごとに必要な栄養素やエネルギーのバランスが考慮されています。
例えば、
- 尿路の健康ケアのための”オメガ3脂肪酸”
- 健康な関節の維持のための”グルコサミン”
- 免疫力など生命機能を維持のための”ビタミン、ミネラルetc…”
各メーカーさんによっても、栄養の配合が違っているため、愛猫にあった栄養を飼い主さんが見極めてあげてください。
高齢猫にご飯をあげるときにできる工夫
高齢猫の食事を変えるだけではなく、ご飯をあげときにキャットフード以外にも愛猫のためにできることがあるんです。
食べやすい食器と台
高齢猫になると、5歳ぐらいから加齢で歯が抜けたり折れてしまうことがあります。
猫はもともと獲物を丸呑みする動物なので咀嚼自体は問題ありませんが、
舌を中心に食事をすることになるため、特にウェットフードは器の底にこびりついてしまって食べづらくなることもあります。
そこで器の形など高齢になった猫が食事を食べやすくするちょっとした工夫をしてあげましょう。
体をかがめず食べれるように台の上に置く
ご飯を食べる前かがみの姿勢は、猫の関節にも負担がかかります。
足腰が弱った猫がかがまなくても食べられるように、台の上に置いてあげることで食べやすくなります。
ご飯は高さが出るように盛ってあげる
歯が抜けてしまったりすると、舌で食べることから高さをだしてこんもりとご飯を盛ってあげた方が食べやすくなります。
丸みのあるお皿で食べやすくする
丸みのあるお皿と角度をつけることで食べやすくなっています。
フードの匂いを出す工夫や温度
猫は匂いで食べ物がどうかを判断するため、匂いがしないと食べようと思わないんです。
だから。
- ドライフードはなるべく小分けを買ってジップロックにいれる
- ウェットフードは電子レンジで15~20秒ぐらい人肌ぐらいにする
ドライフードを小分けすることはご存知の飼い主さんも多いでしょうが、
ウェットフードは温めることで香りが立ちやすく、食欲を刺激できます。
特に冬場は効果的です◎
特別に大好きなものを見つけてあげる
猫それぞれに好みがありますよね。
好みは飼い主さんが一番わかっていると思いますが、一番大好きなご褒美を見つけてあげてください。
特別に大好きなものを見つけることによって、ご飯を食べなくなってしまった時などにそれがきっかけになって食欲が戻ることもあるそうです。
そして、飽きないように1〜2ヶ月に1回など少しだけあげてください。
高齢猫のご飯のおすすめ
高齢猫におすすめのシニア用フードを書きます。
我が家でもお世話になっているピュリナワンというメーカーさんのキャットフードです。
ピュリナワン
ピュリナワンのマルチケアシリーズでは細かく年齢ごとにあった栄養設計がされています。
ピュリナワンは少し高めのプレミアムフードですが市販されていて買いやすく、
市販のフードや価格的に珍しく合成着色料、香料が使用されていません。
小分けパックになっているので鮮度も落ちづらいです。
我が家でも香料を使用していないのに食いつきが良くて飽きずに食べています。
【7歳以上】
尿路・毛玉・体重(チキン味)
7歳から用のフードでは主に“尿路・毛玉・体重”をサポートしてくれます。
健康維持のためにビタミン、アミノ酸など40種類の栄養がバランスよく入っています。
尿や毛玉、脳、関節のケアなど猫が健康に長生きするために配慮されています。
【11歳以上】
腎臓/尿路・お腹・脳(チキン味)
11歳から用のフードでは主に“腎臓/尿路・お腹・脳”をサポートしてくれます。
高齢猫のトラブルでは腎臓病があり、それは猫の腎臓がよく働き過ぎるあまり、その代償として歳をとると大きな負担がかかるんです。
そのため、ほとんどの猫は年をとると腎臓機能が低下します。
健康マルチケア11歳以上では腎臓を維持するためにリンの含有量やミネラルバランスが配慮されています。
参照:だて動物病院
【15歳以上】
腎臓・消化吸収・脳(チキン味)
15歳から用のフードでは腎臓や脳だけではなく
老化を抑える抗酸化成分を配合し、食べ物の消化についても配慮されています。
腸の善玉菌をサポートするプレバイオティクス、消化吸収がしやすいたんぱく質源や米を原材料にしています。
愛猫が健やかな高齢期のために様々な視点から配慮されているフードです。
お試しを是非活用してください
猫の食事は好みや体の相性など関わってくるので、公式サイトのお試しを活用してみてください。
最後に
今回は高齢猫の食事について書かせていただきました。
体質改善に遅いことなどありません。
愛猫のために飼い主さんができることをしてあげてください。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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