「猫の食器台の高さは何cmがいいの?」
「食器台の効果がいまいちわからない」
猫の食器には食器台があったほうが良いと聞きますよね。
なんとなく変えた方がいいのかなと検討している飼い主さんも多いでしょう。
実は、食器台を使用しないことで、食事中の姿勢が猫ちゃんの体に負担をかけているかもしれません。
今回は、食事中の姿勢の重要性や食器台のメリット、食器台の適切な高さ、おすすめの食器台について紹介します。
タップできる目次
前かがみの姿勢による負担
言われてみれば当たり前のことなのですが、食器を食べやすい高さにしてあげましょう。特にお年寄りの猫ちゃんにとって、頭を下げてかがむ姿勢はしんどいのです。また、食道が折れ曲がり、腹部が圧迫されるので、食後にフードを吐きやすくもなります。食器台や脚付きの食器で高くしてあげましょう! pic.twitter.com/uCsCfQCRN7
— 獣医にゃんとす🐾猫の情報発信中📡 (@nyantostos) June 2, 2020
前かがみの姿勢は関節に悪影響を与える
猫の食事に食器台を使う一番の理由は「食べる時の姿勢の負担」です。
床に食器をおいてご飯を食べた場合、その姿勢は当然前かがみになります。
前かがみの姿勢はお腹を圧迫したり、関節への負担にもなります。
人も同じ姿勢で食べたらお腹を圧迫して息苦しいし、腕や腰にもきますよね…
前かがみでの食事は、猫にも同じストレスを与える可能性が考えらます。
前かがみの姿勢は猫の関節にも負担がかかるため、餌台の使用が推奨されています。
高齢になってくると関節炎を発症することも多いので、若いうちから対策をしておきましょう。
姿勢が原因で吐き戻してしまうことも..
また、床に近い場所で食事をすると、首が背骨より下がった姿勢になります。
その姿勢のままご飯を飲み込むと、飲み込む方向と逆方向に重力が働くので吐き戻しの原因にもつながります。
吐き戻しが多い子は食器の高さを変えても良いでしょう。
ウチも猫の食器台の下に要らない角材をかませて高くしたら格段に吐き戻しが少なくなったのでほんとそれ > RT
— 冴島家メイド:ご唱和ください、我の名を…! (@stormrider5x10) June 3, 2020
高齢な猫は食器台を使ったほうがいい
高齢になって筋力が落ちて、足腰が弱った老猫には食事中の前かがみの姿勢はつらいはずです。
シニア猫を飼っている飼い主さんは、特に食器の高さを意識してあげてください。
鼻の低い猫はストレスになりやすい
スコティッシュフォールドやペルシャ、エキゾチックショートヘアなど鼻の低い種類の猫は、
当然、他の猫種と比べると食器へのリーチが短いため前かがみの姿勢での食事が負担になりやすい可能性があると言われています。
猫に食器台を使用するメリット
猫の食器台を利用することで色々なメリットがあります。
- 吐き戻しの軽減
- 関節への負担の軽減
- お腹の圧迫を軽減
床からの高さを上げることで、食事の時の負担が解消されます。
吐き戻しや食事の姿勢が改善されることで猫がストレスを感じることなく食事ができます。
関節への負担も緩和されるので、高齢猫にとってはより快適にご飯を食べられますね。
適切な猫の餌台の高さ
「じゃあ、猫にとって適切な高さは?」そう疑問に思う飼い主さんも多いはずです。
猫の食器台の高さについて詳しく書いていきます。
餌台の高さは5~8cmが目安
猫は食道がまっすぐなので、胃よりも頭が下がらない位置に食器をおいてあげましょう。
その目安が、床から5~8㎝くらいの高さだと言われています。
このくらいの高さがあれば、首を下に曲げずにご飯が食べることができます。
吐き戻しやストレス・関節の負担の軽減にとても効果的です。
ちなみに市販でも、5cm~10cmを中心に猫の食器台が販売されています。
適切な高さの測り方
猫にあった高さをみるための方法をお伝えします。
まず、猫が食事をしている時の床から顎までの高さを測ります。
そして、お腹が圧迫されず、首にも負担がかからない高さを飼い主さんの方で予測しましょう。
高さを試したい方は、食器の下に本などを敷いて高さを試してみてもいいでしょう。
もし不安でしたら購入後も高さを調節できる餌台がおすすめです。
言われてみれば当たり前のことなのですが、食器を食べやすい高さにしてあげましょう。特にお年寄りの猫ちゃんにとって、頭を下げてかがむ姿勢はしんどいのです。また、食道が折れ曲がり、腹部が圧迫されるので、食後にフードを吐きやすくもなります。食器台や脚付きの食器で高くしてあげましょう! pic.twitter.com/uCsCfQCRN7
— 獣医にゃんとす🐾猫の情報発信中📡 (@nyantostos) June 2, 2020
猫によっても食べやすい高さがあるので様子をみて
しかし、床から5~8㎝というのはあくまで目安です。
猫にも個体差や好みがあります。
- 猫の種類
- 足の長さ
- 座高
- 座って食べるor立って食べる
猫によって「食べやすさ」もそれぞれ好みが変わってきます。
そのため、猫が食べやすそうにするちょうどいい高さを探ってあげることがポイントです。
食器の深さやヘリの高さも注意
食器が深すぎると、縁にヒゲがあたって猫にとってはストレスとなることや、
顎と食器の縁が接触して猫ニキビになりやすくなることもあります。
また、首輪にプレートや鈴をつけている猫ちゃんは、縁にカチカチとあたってうるさく感じてしまいます。
- 猫の食器の深さ:3~5㎝程度
- 食器の直径:顔よりも一回り以上大きい
猫にとって理想的な深さや広さですので、こちらも忘れずに確認しておきましょう。
おすすめの猫の食器台
おすすめの猫の食器台①|猫壱 脚付フードボウル
- サイズ:レギュラー、ラージ
- 陶器
- 電子レンジ、食洗機OK
※レギュラーサイズ:高さ7.5cm。器の深さ3cm。直径11cm。
※ラージサイズ:高さ7.5cm。器の深さ3.5cm。直径12.5cm。
猫壱は猫専門メーカーで猫の吐き戻しや姿勢に配慮して作られた食器台です。
下にシリコンの滑り止めがついているので、ズレることなく猫も食べやすいです。
愛用されている飼い主さんも多い安心のブランドです。
我が家でもお世話になっています。
おすすめの猫の食器台②|RoyalCare猫食器
- サイズ:6.6~14.5cmの調整可能
- 陶器
サイズ調整可能な猫の食器台です。
陶器の食器がついていて、高さは5.7cm・6.6cm・8.1cm・12cmの4段階で調整することができます。
食べやすいように15度の傾斜がついています。
しっかりとして安定感があるので、そそっかしい子にもおすすめです。
最後に
今回は猫食器の高さやおすすめの猫食器を紹介しました。
猫ちゃんの食器選びに少しでも参考になったら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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