高齢になってくるとキツくなる口臭。
老猫を飼っている飼い主さんの半数以上が悩んでいる問題です。
口臭の悪化は、口腔内環境の悪化が原因とも言われています。
口臭は臭いが気になるだけではなく、高齢になるとお口の病気にかかりやすくなります。
そのため、猫ちゃんの健康維持のためにも口臭を治してあげたいですよね。
今回は、高齢になった愛猫の息やヨダレが生臭い…と感じている飼い主さんに口臭の原因、口臭が出る病気、お家でできる口臭対策、口コミから本当に効果があるサプリメントを紹介していきます。
タップできる目次
老猫の口臭が酷いときの原因
猫の息が臭いときには様々な原因が考えられます。
実は、歯周病や口内炎などの口内の病気による口臭の他にも様々な原因があります。
- 口腔内環境の悪化
- 加齢
- 口の中の怪我
- 病気
歯周病・口内炎・胃炎・食道炎・糖尿病・腎不全など
人と同じように猫もお口のケアを何もしないていると、食べカスがたまって歯垢がたまり歯石になります。
歯石は年齢が増すにつれ増えていき、細菌の温床となり口臭もひどくなります。
「家庭どうぶつ白書2014」では、「口臭が気になる」と答える割合は、8歳以上の猫を飼っている飼い主さんのうち半数以上の55.6%の人が悩んでいるんです。
口臭は口内環境の悪化が原因の場合もあり、そのせいで高齢になるとなりやすい歯周病や口内炎などの病気もよりかかりやくなってしまいます。
そういった病気の予防というところでも口内環境を改善してあげたいですよね。
また、口臭が臭うと感じたとき、目に見えない内臓疾患が起きている可能性もあります。
次に口臭が臭った時に考えられる病気を紹介します。
口臭が出る病気
口臭が発生する病気はたくさんある
- 歯肉炎
歯垢の中の細菌が原因となり、歯肉に炎症が起こる。
症状は、歯茎が赤く腫れる、歯茎への炎症、口臭がきつくなる、など - 歯周病
歯垢の中の細菌が原因で、歯肉だけでなく、歯や周囲の靭帯や骨にも炎症が起こる。
症状は、口から腐敗臭のような臭い、歯が抜ける、顔の皮膚に穴があき膿がでる、など - 口内炎
舌、歯茎といった口腔内の粘膜に腫れや炎症が起こる。
症状は、出血、よだれ、口臭、など
食事をしづらくなり、体重減少する場合が多く、重度の場合は、水を飲むことも難しくなる。 - 口腔内腫瘍
良性腫瘍、悪性腫瘍ともに発生。
症状は、口臭がきつくなる、ヨダレが増える、口からの出血、など - 腎機能不全
急性腎臓病、慢性腎臓病などにより、腎臓の機能障害が起こる。
尿として出るはずの毒素が正常に排出できないため、口臭が生じることがある。 - 肝機能不全
急性肝臓病・慢性肝臓病などにより、肝臓の機能障害が起こる。
肝臓で代謝するはずの毒素が体にたまって口臭が出てしまうことも。 - 重度の便秘
重度の便秘によって、口から便の臭いがしている。 - 腸閉塞
腸が完全に塞がっていたり、腸内で深刻な通過障害を起こしている。
腸内のものが排泄されないため、口から便の臭いがする。
この病気が全てではありません。
もし、口臭が悪い状態が続く場合や、体調に異変があるときはすぐに動物病院に連れて行ってあげてください。
中でも老猫は歯周病になりやすい
●歯周病とは
歯ぐきが炎症を起こして周辺の歯肉が腫れたり膿がたまったりといった状態になり、口からは生ゴミの腐ったような異臭を放ちます。猫の歯の状態を見てみると歯が黄ばんでいたり、歯ぐきが赤く腫れて炎症を起こしているのが実際に確認できます。出典:ねこのきもち
猫の歯の病気で最も多いのは歯周病です。
猫のお口の病気による通院理由の半数以上を占めているんです。(『アニコム家庭どうぶつ白書(2019)』)。
もし愛猫に口臭以外にこのような様子が見られたら歯周病かもしれません。
口臭が臭ったら病気にかかっていないかも疑いましょう。
- 歯が黄色っぽく変色している
- 歯茎が赤く腫れている
- ヨダレが多い
- 顔まわりを触るのを嫌がる
- 歯茎から血や膿が出ている
- 歯がぐらぐらしたり、抜けた
- 頬から膿が出ている
- 鼻水、くしゃみ
参照:猫と暮らしの大百科
口臭や口内改善のためには?
口腔環境の改善には、善玉菌を増やすことが大切
口臭の多くの原因は口腔内にありますが、次に多いのが体内から出た臭いです。
口腔内や腸内には沢山の菌がいて、良い影響を及ぼす”善玉菌”と口臭などのトラブルを引き起こす”悪玉菌”が存在しています。
便秘など腸内に悪玉菌が増えていると、嫌な臭いは肺を伝って口臭となって出てきます。
体に良い影響を及ぼす善玉菌の数を優勢に保つことで、トラブルを防ぐことができます。
自宅でできるケア
口臭改善のために自宅でできるケアを3つ紹介します。
①歯磨き
口腔内環境を保つ一番の方法は歯磨きです。
歯ブラシが難しい場合は、ガーゼなどで拭くだけでも効果があります。
毎日が理想的ですが、週2〜3回でも効果は違います。
②デンタルケア商品を使う
- ジェルタイプ
- スプレータイプ
歯磨きを嫌がってできない子のために、ジェルやスプレーなどのデンタルケアグッズも販売されています。
おすすめはラクトテウスときえ〜るです。
乳酸菌やラクトフェリンといった善玉菌をサポートしたり、悪玉菌の増殖を防ぐ効果が期待できる成分が入っています。
我が家では直接スプレーは嫌がるので、きえ〜るを飲み水にまぜてあげています。
③サプリを使う
- 乳酸菌
善玉菌を助ける効果がある。
乳酸菌は、口腔内環境を改善しながら口臭を改善する効果が期待できます。
一部の乳酸菌には歯周病予防の効果もあると報告されていて、
乳酸菌を摂取して体内や口内に善玉菌が増えることで改善に繋がると考えられます。
口内環境を整えることで、口臭改善だけでなく歯周病や口内炎の予防もできます。
「善玉菌を増やす乳酸菌が含まれている」
「腸内環境もあわせて改善できる」
この記事で紹介するサプリは、この2つが入ったサプリを、厳選してご紹介していきます。
乳酸菌+植物酵素の腸活サプリ|「毎日爽快」
「毎日爽快」は、乳酸菌と5つの消化酵素の力で腸内環境を整えていく猫専用のサプリです。
口臭の他にも、便秘、体臭、免疫力の維持の効果があり、我が家でもあげています。
国内の工場で作っていることや添加物を一切使用していないので安心なところがおすすめです。
乳酸菌系のサプリは、ミルク系の味や匂いが多いのですが実体験から猫はあまり好みません…
3種類も買って食べてくれませんでした。
毎日爽快はカツオ味で嫌がらず食べてくれたのでありがたかったです。
我が家でもお世話になりかなり口臭や便秘が改善しました。
初めて使う時は半額の1500円ほどで試せるのでうまく使ってみてください。
老猫の便秘におすすめのサプリ|「プロキュア」
- 植物酵素と微生物のダブルパワー
- 人でも食べられる発酵食品
- いつものご飯にスプーン1杯だけ
「プロキュア」は、乳酸菌などの微生物の力で腸内環境からカラダをサポートするサプリメントです。
タブレットタイプではなく粉タイプで、ご飯にふりかけてあげられます。
人が食べられる高品質で作っていて、腸内環境だけではなく毛並みや毛量、便臭も改善できます。
「酵素」が腸の消化をサポートして、乳酸菌・納豆菌・酵母など6種類の有用菌微生物群が生きたまま腸まで届いて腸内細菌のバランスを整えます。
プロキュアは初めてだと500円でお試しできるので、初めてサプリを試す飼い主さんにおすすめです。
最後に
最後まで読んでいただきありがとうございます。
愛猫の口臭で悩んでいる飼い主さんに少しでも参考になれば嬉しいです。
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